ストライク、アウト

湛水域。メタン発生中につき注意。


かねてからの不安の種だった台風14号も西の海の彼方へと消え去り、ここ鶴岡にも穏やかな秋の日がやってきました。秋の日と言っても気温は30度を越える残暑っぷりです。こんな日は調査に限ります。朝一番、Y本さん、Sさん、Gちゃん、そして僕は朝日村上名川にある演習林へと向かいました。

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本日はGちゃんの調査地である大滝沢を遡り、Woody Debris Dam*1に順次ナンバリングしてゆきました。数週間前から腰を痛めているY本さんの尻を押しながら一行は上流へと向かいます。
僕はいつもの調査ではウェットスーツを着用しているのですが、今日はアユタビのみで参加です。ジャージが動きやすい。もちろん濡れることを前提としているのですが、腿やふくらはぎが締め付けられないだけでこうまで楽になるとは思いませんでした。慣れとは恐ろしいものです。


沢を下り、第二砂防ダムで水質調査のために採水していたY口を冷やかしたのち、第一砂防ダム下流に入り、ちょっとした魚類採捕を行いました。先月の大水で流形が大幅に変化し、魚類の姿も消えていたので、現在の魚影*2を確認しておきたかったのです。
という訳で投網を持ち、調査地内のいくつかの淵で打ってみると、15cmほどのヤマメが数匹とウグイが数匹入りました。一応河床は安定したようで、見るからにいそうなところにはしっかりと魚が溜まっています。ひと安心。あとは本流からサクラマスが上ってきてくれるかですが、はて。

*1:木片や流木、落葉などからなる天然のダムのこと

*2:読んで字の如く、魚の影。魚がいるかいないか、ということ。魚影が濃い、というとたくさん魚が見えるよ、という意味になる。