以下、指摘された事項とメモを。


・「はじめに」を書かなくちゃ。タイトルもつけなくちゃ。
・基礎調査(産卵床調査に入る前の砂礫・河床調査)をいつまでに終わらせるか。
→日程的な限界。「同じデータを別の視点から」が理想。
・予備調査(現在の調査)に意味を持たせる。
→瀬や淵に番号をつけたり、落差を測ったり。写真の撮りかたひとつにしても工夫がいるよ。
・雑音となるデータ*1を見極める。データ採取の時点での取捨選択もある程度必要。
寒河江ダム下流でも(ダムができる前より)砂礫の量が減ったらしいよ。
・河床に風呂敷しいて、動く砂礫の大きさ、有無を見る。
→事前調査の一環……産卵床としての条件、浮石の有無を見ることができる


■調査・分析について
・砂礫採取の際に用いるサーバーサンプラー(サーバーネット)の目の細かさは?
・粒度分析に用いるふるいの目の細かさは?
サンプラーの目を通り抜けてしまう細かい土粒子、砂をどうやって採取するか→「凍結コアサンプラー」ってなんだ?
・場合によっては沈降分析、レーザードップラーの使用も考える。


・横断面形状計測の際、水面幅をどのような間隔でポイントするか。
・水面幅を等分して数点、もしくは40cmとか50cmという間隔で取る……河床の変化点でポイントする方法もある。
・流速を測る際、向き(方角)も必要。手法は?


■論文のオリジナリティについて
・論文を読むときは「ひとのやっていないこと」を探すことを心がける。
・似た調査は既に行われている(引用文献1,2))ので、差別化を図る必要があるよ。
・「砂防ダム」という環境特性を論文の目的に生かせないか?
→流出土砂との関連性はあるか? 産卵床となり得る河床に砂の粒子が入り込み、河床間隙水の流れを妨げたり詰まらせたりしていないだろうか?
 →実際に調査が可能かという観点からも考えなければならない*2
・そろそろ


やることがどんどん見えてきます。ゼミで教授の指摘を受けたり意見を言ったりする時間はとても楽しく、やってやろうという気になります。ですが、こうしてやらなければいけないことを羅列するだけでも少々気が滅入ります。ひとつひとつ、じっくり潰して行かなければ。

*1:平均値をとれば消えるようなデータ

*2:そのことを調べるのであれば、当然細かい粒子の測定が必要になってくるから