例によって抜粋・その2
もはやゼミのたびに恒例となって参りました。ゼミもたけなわになる頃に話が面白くなってきます。それではゆきましょう。
今日のアンソニー先生
アンソニー先生(以下ア)「しっかしね、水生昆虫なんて海外じゃいくらでも研究されてんだよね」
ヒデヨ(以下ヒ)「みんなそんなに水生昆虫好きなんですかね?」
ア「他にやることないんだよ」(水生昆虫専攻の院生、Y本さん(以下Y)が吹き出す)
ヒ「Y本さん! なんだか水生昆虫がヒマ人の学問みたいに言われてますよ!」
Y「何言ってんだ! 水生昆虫は……えーと全ての生物の原点なんだよ!」
ヒ「(聞いてない)……古代ギリシャでは平和だったが故、奴隷に仕事を任せ、知識人は日々学問に明け暮れていたという……
そうか、つまり水生昆虫という分野は河川生態学における哲学だったんだよ――!!」
Y「いや、話飛びすぎ」
明日の調査予定の話をしているとき。
ア「それじゃあT橋(N)とI澤(Gちゃん)はテーマ探しの調査になりそうだな」
ヒ「テーマだけじゃなくて、ついでに自分も探してきたらいいんじゃない?」
N「戻ってこれないかも……」