接近中につき!

こんな感じです。ワクは意外と簡単に作


朝。集合したものはいいものの、台風接近の知らせに窓の外を見ると、どんよりとした曇り空から雨粒が落ちてきました。
「こりゃ駄目だなぁ」
O先生*1がつぶやきます。
「いや、せっかく準備したので、行くだけ行かせてください」
僕がごね、当初の予定であった早田川での採取を諦め、午後からやる予定だった上田沢スリットダム下流での砂礫採取を行うこととしました。


ヒグラシの声が大気に溶け込んでいるような日でした。深さ30cmの砂礫を流水の中で採るのは非常に困難な作業でした。掘れば掘るほど大きな礫が枠にひっかかり、細かい砂はサーバーネットの脇をすり抜けてしまいます。上田沢での採取は深さを必要としないものだった*2ため、15cmほど掘ったところで引き上げました。採取した砂礫は合計でおよそ30kg、バケツ二杯分になりました。


帰りにたらのきだいスキー場裏の池でヒツジグサの花を見、大学へと戻りました。準備の割には拍子抜けしてしまった調査でしたが、とにかく第一段階は終了です。今日の経験を活かし、今後の砂礫採取に役立てなければなりません。
現在は砂礫を自然乾燥中です。

*1:僕の担当教官であるO久保先生。本人から「O久保ってそのまんま過ぎない?」とのお言葉があったため、暫定的にこのような表記にさせて頂きます。

*2:スリット化したダムの流下では、どれくらいの大きさの砂礫がダムを通過するのかを見ておこうと思ったのですよ。