ハマボウフウの花や風 (文春文庫)

いや、タイトルに深い意味はありません。大好きな作品ですが。椎名誠さんの私小説は僕の書く文章の原点になっています。


そんなことはどうでもよくて、昼に演習林から帰ってきてまだまだ遊び足りない僕らは、M川班Tちゃんの調査にお付き合いして酒田市最上川の河口周辺の砂浜に出かけました。メンバーはTちゃん、AZ、Y口、Gちゃん、僕、農地研究室のK子ちゃん、そしてこの夏から正式に河川研究室に入室が決まった三年生のO川です。
TちゃんがGPSを持って調査地を歩き回っている間、僕らは用意していた水着に着替えて海に飛び込みました。当然のことながら水温は早田川よりも温かく、たまに口に入る塩辛い水でここが海だということを実感します。
その場のノリで火を起こして大きな焚き火をしたり、沖のテトラポッドでちょちょいとやったり、火にくべたり口に入れたりしているうちにあっと言う間に時間は過ぎてゆきました。考えてみれば、一日のうちに川でも海でも泳ぐなんてそうそうできないことかなぁ、なんて思います。夏らしい、贅沢な一日でした。