で、僕は。
改めてまとめてみました。以下提出したレジュメです。
■テーマ
砂防ダム下におけるサクラマスの産卵床について(河床状況との関連)
■調査地(フィールド)
早田川第一砂防ダム下流〜第二砂防ダム上流部までの区間
■テーマの主な内容
赤川の源流、梵字川の支流である早田川の第一砂防ダムがスリット化するのに伴い、堆砂など河床の状況が大幅に変化することが予測される。
またスリット化によってサクラマスの遡上が第一砂防の上の第二砂防ダム下流部まで到達することが予測されるので、工事後との比較をするために事前調査を行う。
・サクラマスがどういった環境を選んで産卵床を作るのかを調査することで、産卵床に必要な条件がある程度特定できる。
→条件として考えられることを列挙してみると…
・河床の砂礫の状態
・水深、流形、流速、河川勾配
・河床間隙水の有無
・水中の酸素濃度(上記の理由から)
etc…
■調査概要(予定)
→上記を証明するために行う調査は…
・砂礫を採取し、分布を確認する
・河床状態、流形、河床間隙水の状態などを示した地図を作成する
(加えて湧水の位置を確認しておく→酸素濃度との関連)
・産卵期に産卵床の位置を調査し、上記の条件と照らし合わせる
■今後必要な行動
・地図ソフト「カシミール」およびGPS機器の操作を会得する。
・夏までに調査地の河床調査を行い、河川の地図作成(瀬や淵などの位置も)、砂礫の状態、河川勾配などのデータを揃えておく。
これに対するO久保先生の指摘は、
・水田から流出したSSが砂礫の隙間に入り、アユの孵化率が落ちているという報告がある。サクラマスに同じことが言えるかは分からないが、砂礫のみではなくSSや泥の有無も調べる必要があるのではないか。
→早田川に繋がる農業用水取水口の位置を特定しておく(計3ヶ所、夏の間は取水の影響で水量がかなり少なくなる)。水量や水深を計る地点が増えるので注意すること。
・湧水については関係が分からない。じっと見るくらいしか方法がないかもしれない。
・実際に河床間隙水を計測してみるとよいのではないか。芋川*1の最上流部に満砂*2になっている砂防ダムがあるので、そこで試しに計ってみるべき。
でした。了解。とりあえず、このサクラマスの産卵という分野はかなり学問として進んでいるようなので、北大やさけます試験場など北海道を中心に論文を探してみようと思います。