本日も晴天なり。

水田脇の排水路


昨日の予定通り、朝から調査に出発。参加メンバーは授業があってお留守番のNを除いたO久保班の8名。MさんとO久保教授の車に分かれて出発です。

余目の水田での調査

 まずMさんの卒論フィールドである余目町の水田に向かいました。東北農政局と最上川土地改良区の方にお話を伺いながら、欠損した水口や暗渠を見て回りました。その後、調査地の水尻と水口の数、破損度数をチェック。また、冬季湛水を行っている水田を見学しました。まだ少し残る水の中に、ドジョウが泳いでいました。

芋川踏査

 赤川支流芋川に入りました。満砂*1となっている砂防ダムのさらに上になっている地点から川に入ります。残雪が目に眩しい日でした。思っていたほど流量は多くありませんでしたが、さすがに雪融け水とあって水温はかなり低く、水中メガネで水の中を覗くのはためらわれました(Nは例によって頭を水につけて覗いていましたが)。
 カタクリショウジョウバカマなどの野草、フキノトウやノビルなどの山菜も見られ、ウェーダーを履いて歩くだけでも非常に楽しいものでした。こんなフィールドで調査ができる幸せ! あぁ春の川の美しさよ。
 一部、サクラマスが産卵しそうな河床がありました。淵の横に堆砂があり、河床が少し緩めの地点です。

その他

・市内はほとんど雪が残っていませんが、山地に近い水田ではまだ残雪がかなりあり、雪の上に糠を撒いて雪融けを早めようとする方の姿も見られました。
・水田脇の水路に鉄が沈殿している地点がありました。生物はマツモムシの他、婚姻色できれいに染まったイモリが多数。
・雪が融けたばかりの水田脇の水路でドジョウを採取しました。

*1:本日の定義:①湛水域がない②堆砂のため、澪筋がはっきりと出ている③木本が侵入している