お連れ様がお待ちです

長袖なんて着たの久しぶりですよ!


院2年のY本さんに連れられ、僕とGちゃんは朝の月山道を東に向かいました。県の工業技術センターさんにお邪魔して、コンクリートの粗さを測定する機械を使わせていただく約束なのです。僕が操作補助、Gちゃんが緊急対策要員*1という名目で動向しました。

最新式の非接触三次元測定装置、つまりサンプルに触れずに対象の細かな凹凸を読み取る機械を用いて、Y本さんの修士論文調査に必要なコンクリートの表面の粗さを数値化しました。その精度はおよそ0.13ミクロン。この日のためにY本さんは、夜ごと実験室でコンクリートカッターを振るい、頭を粉塵で白髪のように真っ白に染め、吸い込めば塵肺になろうかという空気の中でサンプルを作製していました。


それにしても今日何が辛かったかというと、部屋の温度です。機械の操作自体はソフトを使ったさして難しくないものだったのですが、機械の管理のために室温を20度に設定しているため、ずっと閉じ篭っていると寒いのなんの。あらかじめ厚着をして来てね、と言われていたので助かったようなものの、あんな思いをしたのは秋口の札幌以来です。全てが終わり建物を出たときの肌に絡みつくような湿った空気がひどく印象に残る日でした。
また来週にでも残りのサンプルを測りにゆくそうなので、またお出かけがありそうです。

*1:手綱を押さえる役どころ。僕とY本さんでは暴走しやすいので心配、という配慮の元である。