濡れ鼠

O久保先生に引き連れられた僕たち5人は、雨の中車を走らせました。行き先は月山、立谷沢川です。山間の谷深く、まるで教科書で昔見た隠し田のように広がる緑が印象的でした。一歩一歩足を進めるごとに、1cmにも満たないアマガエルがはねてゆくのがとても可愛らしく、雨の日も素敵だななんて思ってしまいます。
田んぼの脇の沢や水路にタモ網を入れると、ハヤやドジョウ、シマドジョウ、ホトケドジョウ、カジカが入りました。ホトケドジョウの大好きな先生はほくほく顔です。

みんな濡れてしまったので早々に引き上げ、酒田市のM製管にお邪魔し、Y本さんの研究に使うコンクリートについてお話を伺ってきました。どうなることやら。


それにしても今日はもの凄い雨でした。道行く高校生は傘を差すのを諦め、全身を雨に濡らしながら自転車を漕いでいました。僕にもあんな時期があったなぁ、と思うにつけ、雨で体を濡らすのをためらう年齢になってしまったのかと少し哀しくもなります。