空白の切符という陳腐な言い回しの下には

匂いが苦手です。


晴れた日には外で遊ぶのもいいですが、風の通る室内でずっとだらだらしているのも素敵だと思います。ヒデヨです。
台風一過の夏の空、我らが河川研究室には入れ替わり立ち代りひとが出入りしています。
この前の調査で使ったGPS機器の精度が怪しく、とりあえずスルーして分析にかかるTちゃん、
明日テストを控えた後輩に水理学を教えているのかAZ、
教員採用試験を終えて帰ってきたGちゃん、
水質分析に関するレポートを仕上げようとしているY口、
テスト地獄からあらかた開放されたN、
まだ姿を見せないMちゃん、
ここ一週間姿を見せないMさん、


そして、
明日の水理学試験を控えている僕です。


学科の二年生に混じって、しかも一番前で、担当教官の講義を受けているのはなかなかオツな気分です。なんてったって、講義のTAをしている訳でもなく、普通に受講しているのですから。
研究室の窓から見える学生ホールでは、二年生が必死にテスト勉強をしているのが見て取れます。きっと摩擦損失水頭の計算とかさせたら、彼らは僕より出来るに違いありません。