とまぁ、悪い気分ではありません。

現在午前3時。明日の卒論ゼミの準備をしているところなのですが、気分転換に隣の水理実験室を漁っていたら、ある雑誌のバックナンバーを大量に見つけました。
その名は『FRONT』。「水の文化情報誌」と題されたこの雑誌は、財団法人リバーフロント整備センター(http://www.rfc.or.jp/)から月刊誌として発行されているものです。
研究室に入ってからこの雑誌の存在を知り、時間があればむさぼるように読んでいます。僕は中でも『流域探訪』そして『川を歩く』という企画が大好きなのです。未だ見たことのない川景色に想いを馳せ、その中で自分がどのような生活をしているかを想像するのが楽しくてたまりません。
他にも『さんずいずくし』というタイトルの、別役実さんがさんずいの漢字にまつわるエピソードを紹介する企画があるなど、生物学的視点だけでなく民俗学社会学、地理学など様々な観点から「水」というテーマを捉えており、非常に読み応えのあるつくりになっています。こんな雑誌の編集作業にはとても興味がありますね。参加してみたいなぁ。


あ、「さんずいずくし」は単行本も出ているようですよ。
氏の本は「もののけづくし (ハヤカワ文庫NF)」しか読んだことがないのですが、とても面白そうです。

さんずいづくし

さんずいづくし